PB-100スピリッツ
▼Do you know PB-100 ?▼
PB-100(シリーズ)とはカシオ計算機が1982年8月に発売したポケットコンピュータで、
当時爆発的にヒットして、数多くのゲームがプログラム投稿雑誌の紙面を賑わせていました。
もちろん今でも根強い人気で、ネット上でPB-100用の新作プログラムを公開している人もいる程です。
そこで今回はPB-100の名作ゲームをE200/G800シリーズに移植してみました。
初めて触ったポケコンがPC-G850だった人にとっては
わずか1行12桁のディスプレイはとてつもなく狭く感じるかもしれませんが、
先人たちの知恵と努力の結晶を最新のポケコン(PC-G850VS)で遊んでみるのもいいでしょう。
▼タイトル画面での操作▼
RUNすると、「PB-100スピリッツ」のタイトル画面が表示されます。
『1』〜『4』のキーを押すとそれぞれのゲームのタイトル画面に飛びます。
▼各ゲーム共通のキー操作▼
タイトル画面で『0』を押すとPB-100スピリッツのタイトル画面に戻ります。
画面の右側に
[SPC]
が表示されている時はスペースキーの入力待ちです。
『SPACE』を押してゲームを始めたり、次のシーンに進めたりしてください。
今作ではゲーム中にPAUSE機能が使えないので、スペースキーの入力待ちの時に小休止してください。
▼ハイスコアの初期化▼
ゲームによってはハイスコアが保存されるものがあります。
ハイスコアを初期化したい時はRUN MODEで、
GOTO *CL[RETURN]
としてください。3タイトル分まとめて初期化されます。
[1]Joe Wars
写真はG850版のもので、他機種でプレイするとレイアウトが異なる場合があります。
【作者】悲しみの8KB氏
【掲載紙】ポケコンジャーナル92年6月号
▼ストーリー▼
その町には6つの不良青年チームがあり、彼らの間にはいつも抗争が絶えなかった。
そんなある日、ある1つのチームのリーダーが敵弾に倒れた。
「こんな時のために日本から”Joe”という男を呼んでおいた。そいつが次のリーダーだ。」
そう言い残してリーダーは息を引き取った。
そして、Joeはやってきた。そのチームを勝利に導くために。
▼遊び方▼
各9人で構成された6つのチームがあります。
そのうちの1つのチームを操って他のチームを全滅させてください。
画面には6つの数字と矢印が表示されていて、
この数字が各チームの人数を表していて、矢印がどのチームの攻撃ターンかを示しています。
チームにはそれぞれ番号があり左から順に0〜5となり、0番が自分のチームになります。
自分の攻撃のターンの時は、攻撃したいグループの番号を『1』〜『5』で選んでください。
ただしすでに全滅しているチームに攻撃することはできません。
攻撃すると相手チームの人数が1人減ります。
自分のターンが終わると、次のチームも同様に他のチームを攻撃していきます。
そして最終的にJoe率いるあなたのチームだけが生き残れば勝利となります。
もし複数のチームが残っていても、あなたのチームが全滅した時点で敗北となります。
▼敵の攻撃パターン▼
敵のチームは基本的に『最後に攻撃を仕掛けてきたチーム』に対して攻撃します。
つまり「やられたらやり返せ!」という単純な考え方な訳です。
例えばあなたのチームが5番のチームを攻撃して、その後に2番のチームも5番を攻撃したとします。
すると5番のチームは最後に攻撃を受けたのは2番のチームなので、
あなたのチームではなく2番のチームを攻撃します。
これはあくまでも基本的なパターンで、たまに気が変わって攻撃対象を変える場合もあります。
ゲームが進むにつれて、この「気が変わる」確率はどんどん高くなっていきます。
▼攻略法▼
(1)人数が1人のチームを攻撃すれば確実にそのチームを全滅させることができる。
少なくともそのチームから報復を受ける事はなくなるのだ。
(2)たまに誰からも攻撃されずに多人数をキープしたチームが残る事がある。
こいつらを残しておくと後々厄介だ。勇気を持って叩きに行こう。
もちろん高確率で報復されるが仕方のない事だ。
[2]SLIDE SHOT
写真はG850版のもので、他機種でプレイするとレイアウトが異なる場合があります。
【作者】よなぷー氏
【掲載URL】
http://blog.livedoor.jp/yonapuu/
(カテゴリー PB-100)
▼数字をもって数字を制す▼
左右から敵数字が攻めてきた!
同じ数字に合わせて反撃してやるぜ!
▼遊び方▼
画面中央の1から6までの数字の塊を『4』と『6』で左右にスライドさせます。
そしてその塊の数字を画面両端にいる敵数字と同じ数に揃えて攻撃してください。
『SPACE』で右方向に、『TAB』または『カナ』で左方向に攻撃します。
もたもたしてると敵数字が攻撃してきてダメージを受けます。
1つのフェーズで10回ダメージを受けるとゲームオーバーです。
▼クリア▼
敵数字を10体倒すとクリアとなり、次のフェーズに進みます。
この時に残ったライフがボーナス点として加算され、ライフは10ポイントに回復します。
フェーズが進むにつれ、敵数字の攻撃までの時間がどんどん短くなっていきます。
最高フェーズの「PHASE 10」クリアを目指して頑張ろう。
[3]銭湯
写真はG850版のもので、他機種でプレイするとレイアウトが異なる場合があります。
【作者】石川 修氏
【掲載紙】ポケコンジャーナル92年6月号
▼憧れの職業?▼
この銭湯にくる客はなぜか男湯と女湯を間違えて入ってくる人が後を絶ちません。
番台に座っているあなたは、間違えて入ってきた客を容赦なく追い出してください。
▼遊び方▼
男湯と女湯のドアからそれぞれ同じタイミングで客が入ってきます。
男湯に女の客が入った場合は『4』を、
女湯に男の客が入った場合は『6』を、
男湯に女の客が入ってきて、尚且つ女湯に男の客が入った場合は『5』を押して追い出してください。
子供はどちらにも入ってもOKなので追い出さないでください。
2人の客がどちらも間違えてない場合は、
客がそのまま移動して湯船ににつかるまで何もキーを押さずに待っていてください。
1回でも間違えて客を追い出したり、
間違いに気が付かずに客が湯船につかってしまうとゲームオーバーです。
▼面クリアとスコア▼
10組の客を捌くとクリアとなり次の面に進めます。
1面では客1組当たり1点ですが、2面では2点、3面では3点・・・と上がっていきます。
もちろん面が進むと客が湯船に向かうスピードもどんどん上がっていきますよ。
[4]PROMINENCE
写真はG850版のもので、他機種でプレイするとレイアウトが異なる場合があります。
【作者】たかじょゆうき。氏
【掲載紙】ポケコンジャーナル92年9月号
▼ストーリー▼
切ない色をした涙が1粒、真夜中に流れ落ちた。
それはいつの間にか、心の中で燃えさかる情熱の世界へと旅していた。
汚れてくすんだ炎の舌が涙を襲う。
最後の涙を失ってはいけないのだ。そのためには・・・
▼遊んでみよう▼
涙を『2』『4』『6』『8』で4方向に動かして
画面の上下から噴出する「プロミネンス」を避けまくるゲームです。
なお、画面の左右それぞれ2マス分は強力な呪いがかかっているので涙は侵入できません。
PB-100は1行表示しか出来ませんが、
涙のキャラパターンを3種類使い分ける事で上段・中段・下段を表現しています。
またプロミネンスにも上段・中段・下段があります。
▼当たり判定について▼
プロミネンスに当たるとミスになりますが、実は先頭部分にしか当たり判定はありません。
さらに先頭部分に当たったとしても、「高さ」が一致してないと当たった事にはなりません。
そう考えるとなかなか当たりにくく感じるかもしれませんが、油断をするとすぐに当たってしまいます。
慣れてくれば、わざとプロミネンスのアーチの中に入ってサラ○ンダごっこをしてみるのも一興です。
●●●「低速モード」を使っています!●●●
このプログラムをG850シリーズで実行すると、
4行表示の機種とスピードを合わせるために『低速モード』になります。
低速モード中は、全体的にポケコンの処理スピードが遅くなりますが故障ではありません。
別のポケコンにプログラムを転送する時や、カセットテープやパソコン等に保存する時は
低速モードを解除してください。
低速モードは、ポケコンの電源を一旦OFFにする事で解除できます。
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