第2回:G820sとG830sって何?

第1回でも触れましたが
G820とG830の2機種には『G820s』と『G830s』という別バージョンが存在します。

ところがこれらの機種は無印と比べてあまり知られていません。
どうしてあまり知られてないのか?無印と”s”とではどう違うのか?
そこら辺を分かる範囲で説明していこうと思います。

注意1:
 
私はG820sとG830s両方を所有していますが、今回はG830sを中心に説明していきます。
G820とG820sの違いも基本的に同じものだとお考えください。
注意2:
 
 
ネット上でもG830sの情報はほとんど見かけないので
このページの内容が間違っている可能性もあります。
間違った情報の指摘や、もっと詳しい情報をお持ちの方はご一報ください。



まずはG820sとG830sの外箱です。



 ”s”の文字が少し離れていますが、G820sとG830sである事が分かりますね。

では次にG830sの本体と説明書を見てみましょう。



困ったことにポケコン本体の表の型式、裏の名板、説明書には”G830”としか書かれていません。
つまりこれは外箱を無くしたらG830sだと証明するのが困難な事を意味しています。

勘のいい人ならお気付きかもしれませんが、
外箱無しの状態でオークションやリサイクルショップで取引されているG830は
本当は『G830s』である可能性もでてくる訳です。



箱が無くなったからと言ってG830かG830sなのか判別できなくなる訳ではありません。
実はG830とG830sには大きな違いがあります。

それはG830sの方が文字がくっきりと表示される上質な液晶が使われている事です。
イメージとしては「G850V」や「G850VS」の液晶に近い感じになっています。



写真がぼけてますが、G830とG830sのコントラストの違いが分かるかと思います。



拾い物の画像ですが、G850SとG830sの画面が写っています。
G850Sの方はのっぺりと表示されているのに対して
G830sの方は文字がくっきりしているのが分かりますね。

写真はありませんが、G830とG830sの両機種を分解して内部構造も比べてみました。
基板は同じものが使われていました。
実装部品も液晶ユニット以外は同じまたは同等のものが使われているようです。

実際にいくつかのプログラムも動かしてみましたが、処理速度の違いは特に感じませんでした。
つまり、無印と”s”の違いは普通に使う分に関しては「液晶の見やすさ」だけが異なるものだと思われます。

さあ、今すぐあなたもお手元のG820とG830を確認してみましょう!
もしかしたら”s”かもしれませんよ。



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