復活!”From ざ Gamer” (11ページ目)


[301]
【タイトル】アウトランラン

【作者】げっちゃん さん
【掲載誌】マイコンBASICマガジン1987年9月号
【機種】PB-100

【レビュー】擬似3Dのレースゲームです。
コースからはみ出さない様にしながら制限時間内にゴールを目指します。

ポケコンのレースゲームでは車は走りっぱなしで左右移動のみを行うタイプが多いのですが、
このゲームではアクセルとブレーキをちゃんと使い分ける本格的な仕様となっています。
PB-100のレースゲームでスピードメーター付きというのもかなり珍しいです。

本格的がゆえ使用するキーはテンキーの1〜9をフルに使わなければなりません。
一見複雑な操作に思えますがちゃんと理にかなっていて、
上段の『7』『8』『9』ではアクセル+左右及び直進のハンドル操作で、
下段の『1』『2』『3』はブレーキ+ハンドル操作となっています。
中断の『4』『5』『6』はスピードを変えずにハンドル操作する時に使います。

お気楽なタイトルとは裏腹にかなりストイックなゲームです。
作者のこだわりに脱帽ですね。


2024.1.1.

[302]
【タイトル】Pocket Reversi V2.3D

【作者】トモカズ さん
【掲載URL】http://85data.world.coocan.jp/index.html
【機種】PC-G850

【レビュー】ポケコンで楽しめる本格的なリバーシ(オセロ)です。
作者のこだわりが随所に表れていて、特にCPUの思考ルーチンはポケコン史上最強ではないかと思われます。

しかし残念ながら私はリバーシがあまり得意ではないので、
CPUの思考ルーチンの本当の凄さがいまいち理解できませんでした。
システム的にはポケコンでは珍しくUNDO機能があったり、
石がひっくり返る時に滑らかなアニメーションをしたりと、思考ルーチン以外のこだわりも見どころです。

結局何回やってもレベル3のCPUには勝てませんでした。
リバーシに自信のある方はぜひ挑戦してみて下さい。そしてレベル3のCPUを私の代わりに倒してください。


2024.1.1.

[303]
【タイトル】リバーシ

【作者】まるひろ さん
【掲載URL】http://ver0.sakura.ne.jp/
【機種】PC-G850

【レビュー】今度はまるひろさんが制作したリバーシです。
CPUの思考ルーチンはレベル1〜4までの4段階から選べます。

石を置く方法が座標入力方式になっているので、置き間違いに注意が必要です。
座標が表示されている分だけややこじんまりとした印象を受けますが、慣れれば問題ないですね。

CPUのレベルはなかなかで、レベル4だとやっぱり勝てませんでした。
レベルが高くなるとCPUの思考時間も長くなるので、弱いレベルでサクッと遊ぶのがお勧めです。


2024.1.1.

[304]
【タイトル】OTHELLO

【作者】Bodrato Stefano さん
【掲載URL】http://ver0.sakura.ne.jp/
【機種】PC-G850

【レビュー】今度はオセロです。気を使ってタイトルをもじる人は多いのですが「オセロ」です。

複数のZ80マシンに対応したCコンパイラ『Z88DK』で作られたゲームだそうで、
ポケコン固有のIOCSはおそらく使って無くオリジナルフォントとなっています。
個人的には文字が小さくて読みづらいのですが・・・

難易度調整は無く、石を置く時は座標入力形式となっています。
コンピュータの思考ルーチンは早く、強さも十分で遊びごたえがあります。
ただ座標入力を間違えると画面がスクロールして盤面が消え、次に石を置くまで表示されないのは困りものです。

しかしまあ同じゲームをモチーフとしても三者三様特徴が出るものですね。
いつの日かこの3つのリバーシゲームで最強決定戦をやりたいですね。


2024.1.1.

[305]
【タイトル】はしる

【作者】はざーど さん
【掲載URL】https://web.archive.org/web/20210412213637/https://www.cumeles.com/www/pocket.html(現在はDL不可)
【機種】PC-G815

【レビュー】キーを連打してプレイヤーが走るタイプの短距離走のゲームです。

このゲームはキー操作が少し変わっていて、ゲームが始まって最初に押したキーが”走るキー”となります。
それ以外のキーをいくら押しても走りません。

そしてその”走るキー”をタイミングよく連打する事で加速が付き、走り出します。
一度加速が付くと、キーを離してもそのまま滑る様に走り続けます。(もちろん徐々に遅くはなります)
単純なゲームですが、独特な操作感でクセになるゲームです。


2024.1.1.

[306]
【タイトル】魔界門

【作者】U☆one さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル93年2月号
【機種】FX-890P/Z-1

【レビュー】FX-890P用の本格的アクションRPGです。
ポケコンでアクションRPG自体がほとんど発表されていないので、非常に貴重な1本となります。

基本動作はジャンプと剣による攻撃のみで割とシンプルな作りになっています。
そのかわり様々なアイテムが出現し、つるはしで土を崩したり、鍵を取ったり、時には宙を浮いたり、
落とし穴に落ちまっくたり、より強い剣や盾も装備でき、ワクワクが止まりません。

しかし惜しい所もいくつかあり、まずはメイン部分がBASICで作られているのでとにかく遅いのです。
特に遅いのが別のフロアに移動した時で、落とし穴に嵌まって予期せず落下した時などストレスが溜まります。

ゲームバランスもかなり厳しくて、
例えば最初に出てくるスライムでさえも剣で8〜9回くらい刺さないと倒せません。
もちろんレベルが上がれば一撃で倒せますが、とにかく序盤が辛いのです。
仕方ないのでプログラムをいじり、レベルアップしやすい様に改造して何とかクリア出来ました。

このゲームは難易度を下げ、遊びやすくしてG815/G850に移植しました。
自信作ですので是非ともんでみて下さい。→G815/G850版『魔界門』


2024.1.1.

[307]
【タイトル】SUTAKORA WARS

【作者】谷口敦史 さん
【掲載誌】マイコンBASICマガジン1998年12月号
【機種】PC-E500

【レビュー】自分より弱い敵と戦いながらレベルを上げていくアクションゲームです。
この世界では強さのレベルがアルファベットで表現されていて、
AよりもBが強く、BよりもCが強く、CよりもDが強く・・・最終的に「Z」が一番強いのです。

自分よりも強い敵と戦う(体当たりする)と負けてしまうのですが、
強制スクロールで敵がわらわらと出てくるので、どうしても避けられない事もあります。
そんな時は爆弾を使って画面上の全ての敵をぶっ飛ばすなんて手荒な事も出来ます。

このゲームはアレンジしてG850に移植しました。
まだ未プレイの人はぜひ遊んでみて下さい。→G850版『SUTAKORA WARS』
さらにE200/G800シリーズ全機種に対応したバージョンも作りました。
こちらも未プレイの人はぜひ遊んでみて下さい。→E200/G800版『SUTAKORA WARS 801』


2024.1.1.

[308]
【タイトル】The Cheating!

【作者】ひい さん
【掲載URL】http://blog.hie.main.jp/
【機種】PB-100

【レビュー】赤点を免れるためにテスト中にカンニングをするゲームです。
主人公の両隣には秀才がいるので、先生の目を盗んで回答を覗き見します。

先生にカンニングが見つかるとその場でテストは打ち切りとなりますが、
テストの点数が赤点ラインを超えていれば、何事もなかったかの様に次のテストに進めます。
この辺がゲームらしくおおらかでいいなぁと思います。

このゲームはPC-E200/G800シリーズ用に移植しました。
カンニングのスリルを味わってみて下さい。→E200/G800版『The Cheating!』(PB-100スピリッツ7に収録)


2024.1.1.

[309]
【タイトル】いかれた銃座

【作者】滝本飛沫 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル94年12月号
【機種】PB-100

【レビュー】画面の奥から迫ってくる敵を撃ちまくるガンシューティング風のゲームです。
ただし、タイトル通り銃座がいかれているので自分で狙いを定める事が出来ず、
左右に揺れた銃座と敵が重なった時に銃を撃ち、敵を倒していきます。

銃座の向きはPB-100上段のインジケーターである「DEG」「RAD」「GRA」で表現されていて、
表示が「DEG」の時は左、「RAD」の時は真ん中、「GRA」の時は銃座が右を向いています。
敵がいない方向に弾を撃つとタイムロスとなり、敵が素早く近づいて来るので要注意です。

このゲームはゲーム性はそのままで、画面構成を見直してPC-E200/G800シリーズ用に移植しました。
是非遊んでみて下さい。→E200/G800版『いかれた銃座』(PB-100スピリッツ2に収録)


2024.1.1.

[310]
【タイトル】ALPHA-RUNNER!

【作者】VERTEBRA さん
【掲載URL】https://youtu.be/l955D9iTo_c(概要欄よりDL)
【機種】FX-840P/841P/860P/860PVC, VX-1/2

【レビュー】強制スクロールタイプのアクションゲームで、迫りくるアルファベットを踏んだり避けたりします。
具体的にはA、C、E等の奇数番目のアルファベットは踏んでいき、
B、D、F等の偶数番目のアルファベットは避けていく事になります。

このゲームはワンキーゲームなのでどのキーでも遊ぶ事が出来るのですが、
踏んだアルファベットと同じキーを押した時は高得点となるので
「ワンキーゲームだけどワンキーだけじゃないよ」という捻りのきいたゲームになっています。

もう一つの要素としてレートがあり、このレートによってアルファベットの出現率(スコアに直結)が変わります。
レートは何もしなくても少しずつ上昇するのですが、避けるべきアルファベットを踏んでしまうと一気に半減します。
一度ミスをすると一気に崩れていくスリリングなゲームです。


2024.1.1.

[311]
【タイトル】Spin

【作者】MK-I さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル90年11月号
【機種】FX-840P/860Pシリーズ

【レビュー】こちらも強制スクロールタイプのワンキーアクションゲームで、1行プログラムとなります。

写真では分かりにくいのですが画面左端に表示されているのがプレイヤーで、
「/」「−」「\」「U」の形で常に回転していて、何かキーを押している間だけ回転が停止します。

流れてくる敵と同じ形状の時にぶつかるとミスになるので
先を読んでキーを押しっぱなしの状態でプレイヤーの形を維持し続けるのがゲームの肝となります。
でも敵が大量に出現した時は、運を天に任せてプレイヤーがクルクル状態で待機するのもアリです。
敵にやられる確率は1/4ですからね。

このゲームにはクリアの概念があるのですが、1行プログラムなのでクリア表示は無く
画面のスクロールが止まったところで終了扱いになるのは少し残念でした。
FX-840P/860P用となっていますが実質1行表示のゲームなのでPB-100でも作れそうですね。


2024.1.1.

[312]
【タイトル】ドットコントロール1

【作者】笹原翔太 さん
【掲載URL】http://web.archive.org/web/20040804224619/http://www.medianetjapan.com:80/2/17/internet_computer/syouta/PRO.htm
【機種】PC-G850

【レビュー】ドットよけシリーズでおなじみの笹原さんのゲームです。
今度は上下にバウンドしているドットを操作して、
左上からぐるっと回って左下の画面の端までまで行くとクリアとなります。

壁に当たってもバウンドするだけですが、ドットに当たるとミスになります。
ドットよけのゲームでは、プレイヤーのドットが黒い部分に当たるとミスとなる判定が多いのですが、
このゲームでは一体どういった当たり判定になっているんでしょうかね?ちょっと気になります。


2024.1.1.

[313]
【タイトル】ドットコントロール2

【作者】笹原翔太 さん
【掲載URL】http://web.archive.org/web/20040804224619/http://www.medianetjapan.com:80/2/17/internet_computer/syouta/PRO.htm
【機種】PC-G850

【レビュー】ドットコントロール第2弾です。
上下にバウンドしているドットを操作して、最上段の右端にドットを持っていくとクリアとなります。

フィールドが前作よりも更に分割され、3階建て?になりました。
スタート地点は1階の左端からなので1面クリアするだけでもうヘトヘトです。

今作は障害物のドットは無く、ただ床に穴が開いているだけです。
1階の床から下にドットが落ちるとゲームオーバーとなります。
もちろん面が進むと床の穴の数が増えていきますよ。

床に穴が開いているのなら下の階からその穴を通って上の階に直接行けそうな気もするのですが、
なぜか床の穴は上から下へは通過できるけど、下から上へは通過できない仕様になっています。
ただしこのゲームにはいくつかのバグがあるので、この仕様が無効になる事もあるみたいです。

毎度のことながら、よくネタが尽きないなぁと感心してしまいます。


2024.1.1.

[314]
【タイトル】磁力侵略

【作者】小沼修司 さん
【掲載誌】マイコンBASICマガジン1989年8月号
【機種】PB-100

【レビュー】地球を侵略しにやってきたマグネット星人から地球を守るゲームです。
目には目を!ということで地球人も巨大な磁石で対抗します。

画面の中心が地球で2つの磁石を持っています。
マグネット星人は地球に向かって左右から侵略してくるので、
地球にギリギリ近づいた時に同じ極性で跳ね飛ばしてしまうゲームです。
キーを押すたびに地球側のN極とS極が切り替わります。

画面も賑やかでルールも簡単なゲームなのですが、とてつもなくキー反応が悪いのが困りものです。
左右から複数の敵が迫ってくるので処理的にかなり無理をしているのは分かるのですが
アクションゲームでこのキー反応の悪さは致命的です。

このゲームはキー反応を改善してPC-E200/G800シリーズ用に移植しました。
ぜひ遊んでみて下さい。→E200/G800版『磁力侵略』(PB-100スピリッツ8に収録)


2024.1.1.

[315]
【タイトル】Tolatuku chanpu(トラックチャンプ)

【作者】ベンジャミン さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル95年2月号
【掲載URL】http://cosmopatrol.web.fc2.com/download_lib.html
【機種】PC-E200/G800シリーズ

【レビュー】ポケコンでは珍しいゼロヨンを題材にしたゲームです。
普通のスポーツカーではなく何故かトラックのゼロヨンとなっていますが。

プレイヤーがゲーム中にできる事はアクセルワークとギアチェンジのみで、
当然ギアチェンジのタイミングがこのゲームキモとなります。
デフォルト状態のトラックはあまり速くないのでEDIT機能で自分好みの最速トラックを作っちゃいましょう。

英語の表記ミスが多すぎたり、全体的にゲームの完成度はそれほど高くは無いのですが
作者の「やりたい事は全部やったぞ感」が伝わり、ついつい遊んでしまうのです。

Tolatuku chanpuの動画


2024.1.1.

[316]
【タイトル】MAZE 2

【作者】吉井靖央 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル88年10月号
【機種】PC-E500/1480U

【レビュー】自動生成の迷路ゲームです。
E500の大画面をフルに使った遊びごたえのあるゲームとなっています。

基本ルールは『プレイヤーが通った後の通路は壁になり後戻りできない』システムですが、
「それじゃ難しすぎる」という人のために後戻りも出来る一般的な迷路のルールでも楽しめます。

迷路作成にかなりの時間がかかるのゲームなのですが、画面の半分だけを使ったハーフモードもあります。
迷路というオーソドックスなゲームでありながら様々な遊び方に対応しているのは素晴らしいと思います。


2024.1.1.

[317]
【タイトル】ライトニング

【作者】滝本飛沫 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル91年3月号
【機種】PB-100シリーズ

【レビュー】迫りくる敵を倒していくシューティングゲームです。
敵は地上の敵と空中の敵に分かれていて、空中の敵なら撃ち逃してもミスになりません。

撃った弾は上下ジグザグに飛んでいき、弾が上段の時は空中の敵、下段の時は地上の敵に当たります。
しばらく遊ぶと気付くのですが結局は空中の敵は無視してもよいという結論になり
地上の敵だけを狙うようになってしまいます。

そしてこのゲームは撃った瞬間の弾は毎回下段になっているので、
地上の敵をプレイヤーに隣接する状態まで引き付けてから撃つと確実に仕留められます。
もちろん集中力が途切れていつかはゲームオーバーにはなるのですが・・・

PB-100のカリスマである滝本飛沫さんのゲームとしては少し詰めが甘い様な気がしました。


2024.1.1.

[318]
【タイトル】PUT OUT

【作者】RED CAT2 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル95年2月号
【機種】PC-E200/G800シリーズ

【レビュー】炎を横に3つ並べて消していパズルゲームです。
炎に直接体当たりして動かすのではなく、プレイヤーが炎の隣に行き炎に向かって『SPACE』を押す事で
炎だけが1マス移動します。

普通に考えれば操作手順が一つ増えるので面倒に感じるかもしれませんが、
この手のパズルにありがちな「間違えて押した」とか「押しすぎた」というミスが起こりにくくなっているので
理にかなってるなぁと感心してしまいました。

完全な思考型パズルなのですが『山火事』がテーマとなっているので各ステージに制限時間があり、
全体的にかなり厳しめに設定されています。
パズル自体は簡単でも制限時間がギリギリで、まるでタイムアタックの様なステージもありますよ。
タイムオーバーになった時の火の海の演出もGOODです。


2024.1.1.

[319]
【タイトル】BOMBER WOMAN

【作者】たかじょゆうき。 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル95年4月号
【機種】PB-100/110

【レビュー】左右が繋がった横1列のフィールドでの対戦ゲームです。
プレイヤーは宿屋の次女で爆弾を片手に敵と戦います。

プレイヤーは1マスずつしか動けないのに、敵は2マスずつの高速右移動をかましてきます。
一見理不尽にも感じますが、横8マスのフィールドで2マス移動(1マス飛ばし)で敵が動くという事は
敵とぶつからない安全地帯が生まれる事になります。
これに気付けば後はもうタイミングを見て爆弾を仕掛けていけばいいのです。

敵は個性豊かで、突然立ち止まったり、逆走してきたり、プレイヤーの姿を消したり、
仕掛けた爆弾を勝手に移動させたりとやりたい放題です。
プログラムも短く、PB-100のアクションゲームとしても速度的に快適なのでお勧めです。

近年ではボンバーガールとかいうゲームが一部の界隈で話題になりましたが、
たかじょゆうき。氏は1995年の時点でボンバーマンの女人化(?)を実現していたのですからすごいですね。

このゲームはPC-E200/G800シリーズ用に移植しました。
ぜひ遊んでみて下さい。→E200/G800版『BOMBER WOMAN』(PB-100スピリッツ8に収録)


2024.1.1.

[320]
【タイトル】スロット

【作者】tosik さん
【掲載URL】http://www.nextftp.com/toshi_home/
【機種】PC-G850

【レビュー】同じ絵柄を3つ揃えるスロットゲームです。あまりにもシンプルです。
「1」「2」「3」を押すとそれぞれのドラムが止まります。

作者いわく、このゲームはスロットゲームの基礎であり、改造を目的に作られたゲームだそうです。
絵柄を増やしてもいいし、コインを賭けられる様にしてもいいでしょう。
このゲーム(プログラム)をどう調理するかはプレイヤー次第なのです。


2024.1.1.

[321]
【タイトル】ドットよけ

【作者】tosik さん
【掲載URL】http://www.nextftp.com/toshi_home/
【機種】PC-G850

【レビュー】ポケコンの世界には無くてはならないドットよけです。
右に進むドットを障害物にぶつからない様にして上下に動かします。
操作は、何かキーを押すと上昇、離すと下降です。まあ普通ですね。

しかしこのゲームでは、作者であるtosikさんの個性が炸裂しています。
ドットよけでは、1回でも障害物に当たると即ゲームオーバーのパターンが多いのですが、
このゲームではライフ制となっていて、何度か障害物に当たるとゲームオーバーになります。
(ただしライフは表示されません。)

他にも障害物に当たった時に音が出たり、ハイスコア更新時にはファンファーレが鳴ったり、
画面が白黒反転したり、ゲームオーバー時のデモなど色々と凝った作りになっています。
そして他のドットよけゲームと比べても、ドットが前に進むスピードが速いのです。これは楽しい!!


2024.1.1.

[322]
【タイトル】キーアタック

【作者】tosik さん
【掲載URL】http://www.nextftp.com/toshi_home/
【機種】PC-G850

【レビュー】ランダムで表示された”#”の上をカーソルが重なった瞬間に何かキーを押すゲームです。
カーソル(+)は左上から出現して右方向に移動します。
画面右端まで行くと1段下げてまた左端から登場します。

カーソルと#が重なった時にキーを押すと”O”となり、
それ以外の場所でキーを押してしまうと”*”となり減点されてしまいます。
私は出来ませんでしたが、パーフェクトを達成するとボーナス点も入るようです。

個人的には一番上の段の#はいらなかったんじゃないかなぁと思います。
いきなりカーソルが来てびっくりしちゃいますからね。


2024.1.1.

[323]
【タイトル】1974 〜16光年の訪問者〜

【作者】たかじょゆうき。 さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル93年1月号
【機種】PB-100

【レビュー】ポケコンゲームでは珍しいホテル経営シミュレーションです。
この難しい題材をPB-100でやってのける”たかじょゆうき。氏”には脱帽です。

祖父の死により、小さなホテル(客室100)と1億円の遺産を引き継いだプレイヤーは
20年をかけてホテルを増やしていき、最終的に客室1000以上を有するホテル王を目指します。
もし途中で赤字に転落してしまうと、その時点でゲームオーバーとなります。

プレイヤーは宿泊料を決めたり、宣伝を打ったり、古くなったら改築したりと大忙しで、
資金に余裕が出来れば新しいホテルを建築したりもします。
もちろんホテルを増やせばその分維持費もかさむので、より資金繰りが難しくなります。

よく出来たゲームだとは思いますが、やはりPB-100なので演出は控えめで淡々と月日が流れていきます。
やはりこの手の複雑なシステムのゲームは、演出込みで画面の広いポケコンで遊んでみたいものです。


2024.1.1.

[324]
【タイトル】Y_Tipper

【作者】やまやす さん
【掲載URL】http://yamayasu.org/
【機種】PC-G850(PC-G815も可)

【レビュー】ポケコンのアルファベットキーボードの上段を使ったモグラ叩き的なゲームです。
アルファベットの上に”@”が表示されるので素早くキーを押していきます。
モタモタしていると”@”はすぐに逃げてしまうぞ。

シンプルな画面でオーソドックスな作りですが、ちゃんとツボは押さえています。
難易度の上昇が絶妙でついつい何度も遊んでしまいますね。

なおこのゲームは4行表示のE200/G800シリーズでも遊べると説明文には書かれていますが、
BASICプログラム中に”ELSE”が使われているのでPC-G815以外の4行表示の機種では遊べないので注意です。


2024.1.1.

[325]
【タイトル】Y_Choo

【作者】やまやす さん
【掲載URL】http://yamayasu.org/
【機種】PC-G850(PC-G815も可)

【レビュー】あっち向いてホイ的なゲームです。
『Y_Choo』という掛け声(?)が表示されている時に顔を動かす方向を決めます。
なおこのゲームでは「あっち向いてホイ」の最初のジャンケン部分は省略されています。

テンポが良くて遊びやすいのですが、顔のグラフィックが( ― ― )で表現されていて
パッと見どの方向を向いたのか分かりにくいのが難点ですね。
結局は運次第なので運試しに遊んでみるのもいいのではないでしょうか。

なおこのゲームでも4行表示のE200/G800シリーズでも遊べると説明文には書かれていますが、
BASICプログラム中に”ELSE”が使われているのでPC-G815以外の4行表示の機種では遊べないので注意です。


2024.1.1.

[326]
【タイトル】ヨッパライゲーム

【作者】TOS さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル95年4月号
【機種】FX-890P/Z-1

【レビュー】いわゆるドットよけ系のワンキーゲームです。
右に進むドットを壁にぶつからないように上下移動させます。

ドットの上下移動はかなり慣性が効いていて、はじめのうちはレベル1すらクリアが難しく遊びごたえがあります。
何回ミスってもゲームオーバーにはならず(そのレベルの最初から)、
この手のゲームでは珍しくエンディングもあるのでモチベーションが維持できます。

多くのドットよけゲームでは障害物をランダムに配置するので乱雑な印象を受けますが、
このゲームでは壁が等間隔に並んでいて見た目がスタイリッシュなのがとても良いのです。


2024.1.1.

[327]
【タイトル】Top of Ice

【作者】はかせはかせ さん
【掲載URL】http://cosmopatrol.web.fc2.com/download_lib.html
【機種】PC-G850

【レビュー】謎の空間でひたすら氷を積んでいくアクションゲームです。
氷を4段目まで積むとスコアが入り、その氷は消えてまた1段目から積み直しとなります。修行かな?

氷を積んでいる時に炎のキャラ(オジャマー)が氷を溶かしにやってきます。
一般的なゲームならこのオジャマーの撃退法がありそうなものですが、このゲームにはありません。
ただオジャマーが氷を溶かすのを待つしかないのです。賽の河原かな?

一見理不尽なゲームにも見えますがゲーム性はちゃんとあり、
左右の氷はなるべく高さを合わせる様に置いていかないと氷が溶ける時間がどんどん速くなっていきます。
また、オジャマーが出現してから氷を溶かすまではラグがあり、
オジャマーがいない方の氷を一気に4段積んでスコアを稼ぐ方法も使えます。

ストイックなゲームで遊びたい人にお勧めです。

Top of Iceの動画


2024.1.1.

[328]
【タイトル】Loop catcher

【作者】はかせはかせ さん
【掲載URL】http://cosmopatrol.web.fc2.com/download_lib.html
【機種】PC-G850

【レビュー】流れてくる「ア〜オ」のカナ文字を指定された数字の順に消していくゲームです。
具体的には数字の1の時は「ア」、2の時は「イ」となります。
まあ日本人だったらこの部分で引っかかる人はまずいないでしょう。

難易度上昇として数字の桁数はスコアの上昇に伴い増えていきます。
選択途中のカナ文字は小文字で表示され、まるで上から押しつぶされたみたいでちょっとカワイイです。
間違ったカナ文字を選択してもペナルティーが無いのは嬉しいですね。

ゲーム序盤はやや退屈ですが後半の盛り上がりは中々のものです。
取って付けた様なストック機能も後半では重要な役割を持っていて全体的にバランスの良いゲームだと思いました。

Loop catcherの動画


2024.1.1.

[329]
【タイトル】GOLF E500

【作者】Naom さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル90年6月号
【機種】PC-E500シリーズ

【レビュー】サイドビューのゴルフゲームです。
ポケコンでは多くのゴルフゲームが作られてきましたがこのゲームには明確に「高さ」の概念があり、
ショット打つ時に角度とパワーを決めていきます。

正式な物理演算を使っている訳ではなく作者独自のアルゴリズムでボールは弧を描いて飛んでいきます。
地面や障害物に着地した後もいい感じにバウンドします。

非常に良く出来たゲームなのですが唯一の欠点がボールの動きが遅いことです。
プログラムを見るとボールの移動速度は1ループあたり加速度の5%ずつしか移動せず、
加速度も0.5%ずつしか減少しない等・・・とにかくボールの動きが遅いのです!

もしボールの移動ルーチンだけでもマシン語で作られていたら大化けしていたかもしれません。


2024.1.1.

[330]
【タイトル】Self Control

【作者】YUKIKO AJUTA さん
【掲載誌】ポケコンジャーナル93年5月号
【機種】PC-E200/G800シリーズ

【レビュー】矢印を回転させて見本と同じパターンにするパズルゲームです。

矢印が上または下を向いている時はその矢印が右回転するのですが、
矢印が右または左を向いている時はその矢印が向いている方向の隣の矢印が右回転します。
矢印は5個しか無く一見簡単そうですが、見た目以上に難易度の高いゲームです。

プログラムもわずか4行でコンパクトにまとめられていて、
矢印もテキストキャラを上手く組み合わせて作られていて感心します。

ちなみにこのゲームはPJの企画である「ゲーム・デザイン館」のゲームなのですが、
作りやすいテーマだったのか投稿が集中し、このバージョン以外にも様々な機種で合計12タイトルが発表されています。
残念な事にこれをピークにゲーム・デザイン館のコーナーは衰退していくのですが・・・


2024.1.1.


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